2019年乗り鉄記録です。前回の続きです。
そしてついに飯山線への乗車です。今回の行程で一番楽しみにしていたのが飯山線の雪景色の車窓でした。あたり一面真っ白な中を進む列車。想像しただけでワクワクが止まりません。
この日朝から中央線でダイヤ乱れが発生するなど幸先悪いスタートになっていましたが、実は悪いニュースはもう一つあり、午前中は飯山線が大雪で運休していたのです。運転再開が午後になっていたのでなんとかなるかなと不安になりながらここまできましたが、なんと自分が乗る予定だった列車から運転が再開されていました!自分は乗りつぶしのため、ただ乗るだけの乗客ですが、運転再開まで頑張ってくださったJRの方々に感謝です!
飯山線は非電化路線です。電車の方が速くて便利ですが、やはり気動車は風情があっていいなあと勝手ながらに思います。
長野 12時34分発 飯山線 135D 十日町 14時58分着 15時21分発 飯山線 187D 越後川口 15時49分着
長野を出発して20分ほど、立ヶ花駅から先は千曲川の西側を寄り添うようにして進んでいきます。今日一日、雪の積もっている景色をたびたび見てきましたが、飯山線沿線は数倍多く積もっていました。このつもり具合を見ると、午前中の一部区間での運休が納得できます。
蓮駅付近までは晴れ間がありましたが、だんだん曇ってきてまた雪が降り出し始めました。蓮駅の次は飯山駅です。北陸新幹線の駅でもあり、5分ほど停車します。そして、長野から約1時間で戸狩野沢温泉駅に到着です。飯山線の西側に戸狩温泉、東側に野沢温泉があるようです。ちなみに野沢温泉がある野沢温泉村は日本で唯一温泉の名前がついた村だそうです。今回は降り立ちませんでしたが、今度はゆっくり温泉に浸かりに来たいです。
除雪車両が停まってました。午前中に運休になっていたのはこの戸狩野沢温泉〜森宮野原の間です。
上境〜神桑名川では、千曲川にかなり近づくので車窓が開け、水墨画のような景色を見ることができました。
信濃白鳥駅付近から雪が本格的に降り出してきました。雪景色が観れるのは良いのですが、無事に帰えれるのか不安になってきました。積雪もかなりあります。
横倉駅にもどっさりと雪が。
14時14分、森宮野原駅到着。ここでは6分間停車です。車内から駅にあるJR日本最高積雪地点の標柱が見えました。それも頷けるほど雪が積もっています。
14時58分、終点十日町駅に到着です。ここで15時21分発の越後川口行きに乗り換えます。乗客のほとんどがそのまま乗り換えしているような感じでした。また、ここは北越急行との乗り換え駅でもあります。ホームの端から見える新幹線の高架橋のようなものが北越急行線で、以前は特急はくたかが運行され、東京と北陸の輸送を担っていました。北陸新幹線が金沢まで延伸されると、はくたかは廃止されてしまいますが、今でも高規格な路線を活かして超快速スノーラビットが運行されているので、機会を作って乗りに行ってみたいですね。
15時49分飯山線の終点越後川口駅に到着です。写真でもわかるように大きな雪が降っていました。長野から3時間15分の乗車でしたが、普段見ることができない雪景色を楽しむことができて大満足でした。同時にこの地域で鉄道を安全に運行するために準備することは本当に大変なことだろうと感じました。作業されている方々は本当にすごいと思います。
ここらは上越線を南下していきます。E129系で、久しぶりの電車がやってきました。E129系は新しめの車両ではありますが、気動車から電車に乗り換えると加速力の違いや揺れの少なさなど、やはり電車の方が優れていると感じます。冬のスキーシーズンということもあってか、車内は混雑していました。ここまでスタートしてから結構時間が経っているのでなかなか座れずきつかったです。
越後川口 15時54分発 上越線 1470M 水上 17時31分着 17時44分発 上越線 748M 高崎 18時48分着 19時7分発 高崎線 1941E 大宮 20時26分着
水上に着いた頃にはあたりは暗くなっていました。雪が降り積もる中、灯りに包まれ静かに佇む駅と車両、次の列車を待つ人々。周りの景色は見れなくなってしまいましたが、その場所の雰囲気は夜の方がなんだか濃い感じがします。
17時44分発高崎行きは211系でした。この日の朝に中央線で乗ったのと同じ形式です。旅の終盤になってまた出会いました。水上まではたくさんあった雪もだんだん減っていき、後閑駅あたりからはほとんど見かけなくなりました。外は暗くて見えないものの、だんだん見慣れたような雰囲気になっていき、18時48分高崎に到着です。
高崎からはグリーン車に乗車しました。一日中普通列車で移動してきた体にはありがたい設備です。一階席にしましたが、ホームスレスレな視点が新鮮ですね。
晩御飯に鶏めし弁当をいただきました。
この後はもう暗いですし、いつもの景色なので特に無いです笑。大宮に着いて埼京線に乗り換え、戸田公園に戻りました。
今回の投稿で2019年の篠ノ井線・飯山線の記録は終了です。この日は早朝から始まって夜まで乗り通しだったので疲れましたが、日本三大車窓の姨捨からの眺めは素晴らしかったですし、飯山線の雪景色の車窓も心ゆくまで堪能できたので本当によかったです。特に飯山線の車窓は自分の中でトップ3に入るほど感動しました。
まだ乗車記として残したいものがあるので、それを書きつつ、まだほとんどの路線を乗りに行ってないので、機会を作って少しづつ完乗を目指していきたいと思います。
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