2023年 初夏の東北鉄旅  ③

乗り鉄

 前回の続きです。今回の旅の2日目です。

 朝起きて部屋の窓から出発する列車を見送ります。鉄道ファンにおすすめの宿です。

 朝ごはんを旅館でいただき、8時17分発の列車で一つ隣の駅鳴子温泉駅に向かいます。列車の本数が少ないので逃さないように注意します。

 鳴子温泉駅で下車して接続する小牛田行きに乗り換えます。時間があるので外に出てみました。小さいながらもしっかりした作りの駅舎で、足湯もありました。駅前全体としても硫黄の香りが漂っておりいかにも温泉街という感じがしました。

 駅前はこんな感じで、朝早いからか静かな感じでした。駅舎の中には舞台スペースがありました。

 発車時刻が近づいたので乗りに行きます。跨線橋を渡った先のホームからの出発でした。写真左は跨線橋から中山平温泉方面を見た景色で、右は小牛田方面です。1両に15人ほど乗っていました。最初は山並みの景色で、だんだんとひらけて水田が多くなってきます。

 東北本線の線路が見えてきたら小牛田に到着です。

 陸羽東線と気仙沼線、一部の石巻線が乗り入れる拠点であり、かなり広い構内です。しかし新幹線は少し西にある古川駅が接続駅になっています。実際古川駅ではそこそこ乗り降りがありました。

 たくさんの車両が留置してあり見ていて楽しいです。

  駅舎の外観です。昔ながらの駅舎です。こちらは西口側です。

 こちらは東口側です。新しい感じで、Wikipedia情報だと平成18年に東西の自由通路が完成したようです。

 次の列車まで時間があったのでGoogleマップで付近を調べていると、近くに山の神まんじゅう本舗村上屋というまんじゅう屋さんがあったので買ってきました。薄皮の生地の中にあんこがぎっちり入って大変おいしかったです。ネットで調べると明治から続くまんじゅうで、今ではこの村上屋でのみ作られているようです。

 小牛田からは石巻線・気仙沼線に乗車します。途中涌谷という駅では乗り降りがそこそこありました。

 前谷地駅という駅から分岐して気仙沼線方面へ向かいます。今回乗車した列車はそのまま気仙沼線の柳津行きでした。

 ここでも水田が広がる景色です。途中の陸中豊里は少し規模の大きい駅で、その隣の御岳堂も小さいながら雰囲気の良い駅でした。また終点柳津の手前で大きな川を渡りますが、この川が北上川だと知り驚きました。北上川というと盛岡の市内を流れたり北上市も岩手県なので岩手のイメージがありましたが、河口が宮城の石巻市にあるとは知りませんでした。

 終点の柳津駅です。田んぼに囲まれたのどかな駅です。駅名標の隣の駅が消されてしまっているのが鉄道ファンには悲しい姿です。駅舎にはゆうキャビンという物産館がありましたが、当時は閉まっていたように思います。

 震災の影響でこの先の鉄道としての路線は廃止になり、ここからはBRTになっています。真っ直ぐ続く道路がかつては線路があったことを物語っています。ちなみにここまで乗車されていた方のだいたいがBRTに乗り換えしていました。

 今回はここで折り返しますが、BRTでの三陸旅も計画したいです。次は石巻線に乗車して女川方面を目指します。

中山平温泉 8時17分発

722D

鳴子温泉  8時23分着
      8時35分発

1726D

小牛田   9時33分着
      10時40分発

2927D

柳津    11時21分着
JR東日本びゅうダイナミックレールパック

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