前回からの続きです。秋田まで到着しました。ここから「つがる3号」で奥羽本線を進み、青森まで向かいます。本当はリゾートしらかみで五能線を進みたかったのですが、大雨の影響で運転取り止めになっているので諦めました。奥羽本線も不通になっていたのですが、こちらは運転再開してくれたので、「つがる」に乗車することができました。
つがる3号は奥羽本線の秋田〜青森間を結ぶ特急列車です。使用車両はE751系というもので、今回初乗車です。
E653系をベースに交流専用車両として開発され、2000年に「スーパーはつかり」としてデビューしています。東北新幹線の延伸開業の影響により運転区間の変更や愛称の変更があり、現在の秋田〜青森間の「つがる」として運行しています。
E653系がベースということもあって車内も似た作りになっていました。シートの作りは同じでデザインが違うだけという感じです。湖面の輝きをイメージしているそうです。こちらのデザインの方が落ち着いた雰囲気で個人的には好きです。
12時40分に青森に向けて出発します。お昼時なので、秋田駅にて購入した鶏めしをいただきます。朝食も鶏めしだったので本日2回目ですね。こちらも美味しくいただきました。
秋田を出発して最初の停車駅である八郎潟では広大な田んぼが見えるかと思っていたらゲリラ豪雨に遭遇しました笑。ゲリラ豪雨を抜けた後は田んぼの風景が見える気持ちの良い車窓になりました。
主要駅である東能代駅を発車すると、線路は東に進路を取り、山間に入っていきます。奥羽本線という名前から、奥羽山脈を縫って走るような、山間を走る路線をイメージしていましたが、イメージ通りの車窓になってきました。山間部と田園風景が旅情を醸し出しています。
鷹巣や大館駅では乗り降りがあり、主要駅であることを感じました。大館から先が一番山深い感じがします。ちなみにここで県境を越え青森県に入っています。大鰐温泉を過ぎると平野部に出た感じがします。津軽平野でしょう。平野部を快走しつつ、左手には岩木山が見えました。結構急峻な山という印象でした。
弘前からはかなりたくさんの乗車があり、通路いっぱいまで立ち客が出ました。いつもこれくらい利用客がいるのか、東日本パスの効果なのか、おそらく後者の影響だと思いますが本日一番の混雑でした。新青森では新幹線連絡のためたくさんの方が下車されていきました。
15時22分、無事定刻に青森に到着しました。青森県には初めてきたので達成感がすごかったです。
西日が差し込み良い雰囲気になっていました。
青森駅といえばかつては青函連絡船で函館へと向かう拠点となっていた駅です。今でも当時の名残で海の方へ線路が続いていますし、連絡線に乗り換えるための跨線橋もあります。この写真では見えませんが、すぐ近くに青函連絡船として運行されていた八甲田丸が博物館として保存されています。当時のことが想像される旅情溢れる駅だと感じました。
全線が東北本線だった頃の名残でしょうか、福島、東京方の文字がありますし、この長いホームに、かつては寝台列車などが発着し、多くの旅人が利用して賑わったのでしょう。
駅の外に出て八甲田丸のところまできました。青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸という博物館として保存されています。
2階部分が入り口となっており、入館料は510円で、周辺施設との共通入館券などもあります。4月〜10月までの夏季が9時〜19時の営業でそれ以外は冬季営業として17時までの営業です。内部には当時の設備や資料などが展示されており、青函連絡船の活躍の歴史を見ることができます。
一番の魅力は車両甲板ではないでしょうか。当時の車両が展示されていますし、鉄道車両をそのまま船に積み込むことができる空間は貴重で、一見の価値があります。また、車両甲板の下は機関室になっており、エンジンを見ることができます。
1日目の移動はこれにて終了で、ホテルにチェックインしました。
ホテルの近くで夕食です。マグロ丼をいただきました。朝と昼が駅弁でしたので、暖かいご飯と味噌汁、そして新鮮なマグロは最高でした。
青森駅に戻ってきました。ホテルのユニットバスでは味気ないので、浅虫温泉で旅の疲れを癒すことにします。
約20分ほどで浅虫温泉駅に到着です。駅の目の前に道の駅があり、そこの5階が展望浴場はだか湯という入浴施設になっています。大人360円でとても安いです。
・道の駅ゆ〜さ浅虫 展望浴場はだか湯
さっぱりした後は青森まで戻って長い1日目の終了です。
秋田 12時40分発 つがる3号 青森 15時22分着 連絡船見学など 青森 17時50分発 青い森鉄道 浅虫温泉 18時13分着 展望浴場はだか湯 浅虫温泉 19時45分発 青い森鉄道 青森 20時10分着
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